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【Anker Soundcore Liberty Air 2レビュー】Airpods キラーと噂の性能はいかに?!

Airpods キラーとして噂のAnker Soundcore Liberty Air 2を購入してみましたので、レビューします。
(以下、Liberty Air 2を表記します。)

余談ですが、Ankerはメーカ名、SoundcoreはAnkerの展開するブランド名ですね。
商品名としてはLiberty Air 2かなと思います。
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昨今のテレワーク需要に伴って例に漏れず私もテレワークを取り入れながら本業(リーマン)をやっているのですが、実家住まいなので家の中がうるさいんですよね・・・。

うるさいというほどでもないのかもしれませんが、どうしても扉の開け閉めや喋り声が気になってしまっていました。
これまではワイヤレスイヤホンとしては、Airpods2(インナーイヤー型)を使っていたので、それで音楽を流しながらテレワークを行っていたのですが、インナーイヤー型なのでどうしても外の音が聞こえてくるんですよね。

そこでこちらのLiberty Air 2を購入してみました。定価は¥7,999です。セール時などは¥6,000台で売られていることも見ますね。

外観

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こちらは御覧の通りカナル型イヤホンとなります。見てわかる通り耳に入れる部分にゴム状のイヤーピースが付いています。これが耳に密着することで高い遮音性を実現します。




カナル型

インナーイヤー型

遮音性

〇:少

×:大

耳への負担

×:耳が痛くなる

〇:耳が痛くならない

音漏れ

〇:少

×:大
カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンの違いは上記の通りですが、カナル型は遮音性の高さ魅力ですよね。
周囲の雑音に困っている方には最適のイヤホンです。

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これが今まで使っていたAirpods2(インナーイヤー型イヤホン)です。
自分は昔からカナル型イヤホンが苦手で耳がすぐに痛くなってしまう傾向にありました。

昔はインナーイヤー型イヤホンのほうが多かった印象ですが、今は時代の流れからカナル型イヤホンのほうが圧倒的に普及しています。
そんな時代の流れもあって昔とは違い、今時のカナル型イヤホンならあまり耳も痛くならないのではないか。

普及数から考えて性能もカナル型のほうが全然よくなっているのではないかと思い、Liberty Air 2を購入してみました。

カナル型イヤホンの最高峰といえばAirpods proが有名ですが、これはかなり高価(3万円ほど)のため、カナル型イヤホンの入門としては相応しくありません。
まずはそこまで高価ではないLiberty Air 2を使ってカナル型イヤホンの使い心地を試そうとした次第です。

それで良ければいずれはハイエンドカナル型イヤホンへの買い替えも考えようかと思っています。
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箱を開けるとこんな感じです。箱は高級感があります。Airpodsの箱にも似た高級感ですね。

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内容物としては、

  • USB A to Type-Cケーブル
  • イヤーピース
  • 本体、ワイヤレスイヤホン

という感じですね。イヤーピースは『XS、S、S+、M、M+、L、XL』でした。
バリエーションが豊富ですね。

『M』は実際には写真の中にはありませんが、ワイヤレスイヤホンにくっついているのが『M』です。
自分は耳が小さいので、すぐに『S』に付け替えました。

遮音性としては当然『M』や『L』など大きいサイズのほうが強くなります。

『S』に変えることで、多少遮音性が下がる感覚がありました。
それは小さすぎるのをつけていて隙間があるというよりは、『S』がちょうどよいサイズだが、
『M』や『L』にすることで必要以上に耳をふさぐので、より遮音性が強まるという印象でしたが、それは当然耳が痛くなるのは早いことを示します。

自分が『S』を選んだように多少遮音性が下がる感覚があるかもしれませが、適切なサイズのイヤーピースを選ぶと良いでしょう。

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本体を取り出すとこんな感じで、イヤーピース付近が赤色が少し見えるのがおしゃれですね。

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本体に収めるとこんな感じで。やはり赤色がおしゃれです。本体・イヤホンともにある程度の高級感があります。

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上部にはSoundcoreのブランドログがあります。

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下部には充電用のType-C端子があります。

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Type-Cケーブルを指すことで充電することができますね。
本製品は最初に満充電しないとおかしくなることがあるというAmazonレビューがありましたので、事前にMAXまで充電しておきました。

本製品の一つの魅力はType-Cケーブルによる充電だけではなく、ワイヤレス充電(Qi)に対応していることですね。

ワイヤレス充電

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ワイヤレス充電は比較的ハイエンドな製品にはついていることが多いですが、Liberty Air 2のような1万円を下回る価格帯のワイヤレスイヤホンで付いていることは珍しいです。
ここがLiberty Air 2を購入した一番の理由でもあります。

というのも↑の画像は普段自分が家に帰ってきたときにワイヤレスイヤホンや財布などをポケットから取り出して、置いておく場所なのですが、このようにワイヤレスイヤホンを置く場所=ワイヤレス充電器の上と定めてしまえば、『基本的に充電をする』という動作が一切不要になります。

ワイヤレス充電器の上に置くのも、Type-Cケーブルを指すのも手間としては大差ないよと感じる方もいると思いますが、そもそも比較がおかしくて、『ワイヤレス充電器の上において充電をする』という動作をするというよりは『帰ってきてポケットやカバンから取り出しておいておく』というだけの動作で充電ができるんですよね。

  • ポケットやカバンからワイヤレス充電器を取り出す
  • Type-Cケーブルを指して充電する

⇒2手間

  • ポケットやカバンからワイヤレス充電器を取り出す

(ワイヤレス充電器の上が基本の置き場所)
⇒1手間
というように大差ない手間、なのではなく、ワイヤレス充電に対応していることで、日々の手間がそもそも1動作減ると考えると良いかなと思っています。

スマホなど家でも日常利用するものだと、ワイヤレス充電は不向きだと思います。(すぐ動かしちゃうので)

一方、ワイヤレスイヤホンのように、家では使わないことが多い製品では、ワイヤレス充電は確実に生活の質を高めるものだと思います。

Airpodsとの比較

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重さはイヤホン単体で5g。参考までにAirpodsの重さが4gです。

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本体+イヤホンで52gですね。

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Airpods2と比べると4gほど重いですね。実感としては大差ないですが、サイズ感はAirpodsのほうが小さいです。

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大きさ比較です。実際の比較でも持った感覚としてもAirpodsのほうが小さいです。

これはカナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンによる差ですかね。
Airpods pro(カナル型)もAirpods2(インナーイヤー型)と比べればイヤホン・本体ともに大きく・重くなっていますから、やむを得ない差かと思います。

製品の質感や高級感を結構個人的には大事にしているのですが、これに関しては、Liberty Air 2、Airpods2どちらもよい質感・高級感を出しています。質感としては全然別物ではあるものの、

  • Liberty Air 2:さらさらした質感
  • Airpods2:プラスチックの質感

という差がありますね。
一般にプラスチックな質感というとあまりいい質感・高級感とは感じないと思いますが、Airpodsに関しては何故か高級感を感じます。Liberty Air 2はさらさらした質感でぱっと見はこちらのほうが良い質感と言えるかもしれません。

スペック





Liberty Air 2

再生時間

イヤホン単体:7時間

本体込み:28時間

防水規格

IPX5

充電端子

USB Type-C

ワイヤレス充電

◯(Qi規格)

急速充電

対応(充電10分間で約2時間音楽再生)

重量

(充電ケース含む)

52g

通信方式

Bluetooth 5.0

対応コーデック

AAC / SBC / aptX

ドライバーサイズ

6mm

イヤホン形状

カナル型(うどん型)
本製品が人気な理由の一つですが、カタログスペックはかなり高いです。

一般の通常利用で求められる機能はすべて有るといえるでしょう。

唯一ノイズキャンセリング機能だけ無いですが、そこは価格帯を考えると仕方ないでしょう。

※アクティブノイズキャンセリング(ANC)は一般に1万~3万円台のイヤホンにしか搭載されていません。
Liberty Air 2に搭載されているcVc8.0ノイズキャンセリングは通話時の声にノイズが入らないようにする機能で、外音を遮断するものではありません。

実際に装着した見た目

見た目は、こうして写真にしてぱっと見で見ると『黒いAirpods』という感じがしますが、実際に着けた感触としては、明らかにAirpodsより大きくて不格好です。
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また、大きくて顔に密着せず浮いている感じがして、スマートではないと感じました。この点で見てもAirpodsには劣るなあと思います。
写真ではあまり伝わらないと思いますがね。感覚として感じます。
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Airpodsは顔に密着して一体化している感覚があるのですが、Liberty Air 2は『明らかに耳に着けている』感覚があり、大きさの違いはほんの少し、数mmの世界なのに、そこが大きな違いだなと感じました。

どちらもうどん型で、個人的にはうどん型はダサいと言われながらもAirpodsのおかげで嫌いではなくなり、気が付いたら好きになっていました。

今ではうどん型以外は購入の検討にすら至りません。その点でも黒いAirpodsと呼ばれるLiberty Air 2には期待していたのですが、付け心地としては正直微妙でした。
(写真からでは伝わらないと思いますので個人の感想として受け取ってください。)

使い心地

ペアリング

Liberty Air 2の蓋を開けるだけで、↓このようにSoundcore Liberty Air 2と出てきますので、タップするだけでペアリングは完了します。
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この辺の仕様はAirpodsと同様ですが、、、
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↑このように失敗することが多々あります。。。また、一度ペアリングした後も通常であればふたを開けて取り出すだけで自動的にスマホとペアリングするはずですが、接続されないことが多々発生しました。。

通常通りペアリング成功した場合でも接続までに数秒のラグがあります。Airpodsであればふたを開けてイヤホンを取り出して耳に着ければほぼ瞬時にペアリングができるのですが、Liberty Air 2はそういった使い勝手が微妙に悪いです。

ほんの数秒のラグや手間だけなのですが、この微妙な使い勝手の悪さが結構大きいのです。それは大きなストレスとなって帰ってきます。

  • Airpods:イヤホンを取り出すと同時に瞬時にペアリング
  • Liberty Air 2:イヤホンを取り出して耳に着けて数秒のちにペアリング or ペアリングされず、スマホ側から『接続』ボタンを押下する必要があることが多い。

ペアリングを切るとき(イヤホンを本体にしまうとき)の動作も悪いです。

  • Airpods:イヤホンを本体にしまうと同時にペアリングが切れる。
  • Liberty Air 2:イヤホンを本体にしまってもしばらくペアリングが繋がったままで本体の中で音が流れている。数秒のちにやっとペアリングが切れる。

人込み

Bluetoothイヤホンというものは人込みでは途切れることがあるのは、どのイヤホンも共通です。
重要なのはどの程度途切れるか、どの程度安定するか、そのレベル感です。

この点もLiberty Air 2は安定性に欠けていました。私は日常的にかなりの人込みのルートを通勤に使っているので、その使用感です。
※『かなりの人込み』というのは感覚値ですが、東京主要駅のラッシュ時間帯のことです。

  • Airpods:超絶人込みでは途切れ途切れになる。
  • Liberty Air 2:超絶人込みでは音楽が流れないレベルになる。

これはどちらも音楽や動画を楽しむという意味では、微妙ではあるのですが、このレベル感の差は、『かなりの人込み』ではなく『少しの人込み』での使用感に大きく差が表れてしまいますので、個人的にはLiberty Air 2の性能は残念でした。

日常利用での使い心地

ペアリングがうまくつながらなかったり、うまく切れなかったり、Bluetoothの安定性に欠けていたりという面はありますが、例えば自宅などで一度ペアリングしてしまえば、使い心地に何ら不満はありませんでした。

・・・というのは機能の話で、カナル型特有の『耳が痛くなる』現象について、やはり私の場合は、ある程度の時間(数時間)付けていると耳が痛くなってしまい、全く合いませんでした。。。

まとめ

総評して、個人的には全く合わなかったのですが、これは、

  • インナーイヤー型イヤホン好き。
  • 耳が小さくそもそもカナル型があまり合わないことが多い。
  • 音質にはあまりこだわりがなく、使い勝手(ペアリングのしやすさや安定性など)を重要視する。

という考え方を持った個人としての意見です。結構自分は少数派だと思います。通常の方であれば、悪いイヤホンではないと思っています。

以下のような人にはお勧めできる製品だと思います。

  • カナル型イヤホンをつけてもあまり耳が痛くなることがない。
  • うどん型が好き。
  • コスパの良いワイヤレスイヤホンを探している。