【SanDisk PortableSSD レビュー】持ち運びSSDの最適解。
以前は動画データなどの重いデータは外付けHDDなどに保管するのが一般的でしたが、
最近は外付けSSDの値段も安くなってきて、HDDの代わりに購入することもできるようになってきました。
SSDはHDDと比べて、
- データ転送速度が速い
- 小型
- 衝撃に強い
- 発熱がない
- 動作音がない
- 消費電力が少ない
などのメリットがあり、値段が以前ほど変わらないなら、と購入する人も増えてきました。
私も以前は外付けHDDに動画データなどを保存していたのですが、この度SSDに乗り換えました。
SanDisk PortableSSDです。
これはエコパッケージ版(簡易梱包)を購入したので、見た目が質素ですが、中身は全く同じものです。
本製品はエコパッケージ版とそうでない版がありますが、同じ1TBでも2000円近く変わってきますので、エコパッケージ版を強くおすすめします。
今回はこちらの商品を紹介していきたいと思います。
新たに購入したような導入文でしたが、実際には1年以上前に購入し、ずっと使ってきたレビューとなります。
見た目(外観)
従来のHDDと比べればとんでもない小ささを実現しています。
表面はプラスティックのようなゴムのような素材ですが、不快感はなく、不思議と高級感を感じます。
しかし、ゴムっぽい素材に違いはないため、ゴミやほこりは多少付きやすいかもしれません。
背面はさらにゴムっぽさが増します。しかしこのゴム感が強い衝撃性を生み出しているようです。
公式によると、最大2メートルの落下に耐える衝撃と振動に強い高耐久を兼ね備えているということです。
強い衝撃性は持ち運び時に安心感がありますよね。
強い衝撃性があることと、製品右上のカラビナなどをひっかけれるフックを利用することで、こんな持ち運び方もできるようになります。
そのほか、キーケースなどに引っ掛けるのも良いかと思います。
そしてこの薄さです。わずか1cmほどしかありません。
後ろポケットにすっぽり入りますし、何ならちょっとした長財布の中にもすっぽり収まりそうなレベルです。
ノートPCと接続するとこんな感じになります。
このサイズ感なら、外出先での使用も可能なレベルですね。
外部電源を必要とせず、PCと接続するだけで動作します。バスパワーと呼ばれるものに対応しています。
SanDisk PortableSSD側はType-Cポートを備えており、付属のType-C to Type-CケーブルでSSD側もノートPC側もType-Cポートに繋ぐ仕様です。
全てType-Cポートというのも良いですよね。汎用的ですし。
安い外付けSSDを購入すると、この端子部分がType-Cではなく、MicroBという汎用性のかけらもない端子を備えていることが結構あります。
これだと専用ケーブルを常に持ち歩くことにもつながりますので、なるべく汎用性の高いType-Cがおすすめです。
また、付属のType-CをUSB-Aに変換するコネクタを使用することで、
ノートPC側のUSB-Aポートに繋ぐことも可能です。
重量はわずか40gしかありませんでした。
これでしたら毎日・毎回は使用するわけではなくとも、「念のため持っていこう」ということも可能ですよね。
常に鞄の中に入れておいても困りません。
スペック
SanDisk PortableSSD |
|
---|---|
容量 |
500GB~2TB |
読取り速度 |
550MB/S |
書込み速度 |
550MB/S |
重量 |
40g |
サイズ |
小型 |
インタフェース |
USB3.1 Gen2 |
防滴性・防塵性 |
IP55 |
衝撃性 |
最大2メートルの落下に耐える |
型番 |
SDSSDE60-1T00-GH25 |
高速読み書き・小型・軽量・強い衝撃性は魅力的ですよね。
使用感
今回購入した製品は1TB版です。実際に使える容量は931GBでした。
動画データなどの保管用途に使っていますが、保存容量と転送速度を含めて、非常に使いやすいです。
以前使っていた外付けHDDでは、動画データをHDDへ保存する際にいちいち待ちが多く、イライラの原因でしたが、本製品に変えてから見るからにイライラがなくなりました。
むしろスーッと早いスピードで書き込まれているのを見ると一種の爽快な感覚があるくらいです。
ファイル形式はexFATでした。exFATは4GB以上のファイルも取り扱える最新の規格なので、フォーマットしなおす必要はなさそうです。
実際に1年以上使用してきて、上述の転送速度は勿論のこと、
Windowsにおけるエクスプローラ上の操作も一瞬で中身を読み込めて快適です。
物理的な機器の付け外しも比較的簡単に行えます。
故障の不安も今のところ全くありません。
ベンチマーク
ストレージ製品のベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で計測したところ、以下のような結果でした。
SanDisk PortableSSD
めちゃくちゃ早いです。動画データなどの転送においては、これで困ることはあり得ません。
本製品より高速な製品も市場には存在しますが、そういったものは流石にまだ高すぎます。
本製品が¥14,800といったところですが、その2倍近い価格だったりします。
また、そこまでの転送速度が求められる環境下となると、一瞬で中身が埋まってしまうほどの容量のデータ転送ということになりますので、
そもそも1TBでは全く足りないでしょう。
現状2TBが最大ですが、それでも足りないくらいの使い方ということになるかと思います。
1TBや2TBで足りる使い方をしている限りにおいては、この転送速度で満足感を得られないことはないでしょう。