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【Logicool MX Anywhere 3レビュー】持ち運び可能なクリック音が気持ちいい最高のマウス。

Logicool MX Anywhere 3、発売日(2020/10/29)に購入しました。
先ほど商品が届きましたので、実際に使用してみたレビューをしたいと思います。

Logicoolのワイヤレスマウスで、Bluetooth+USB Unifyingレシーバー(2.4GHz通信)の両刀使いができるマウスです。

見た目

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表面。悪くはないプラスチック系の素材ですね。
シンプルでカッコいいです。
重い訳ではなく軽いマウスなのですが(99g)、それでもどこかしっかりとした重み・重厚感があってかなりいいです。

MX Anywhere 3 の前は、同じくLogicoolのPebble M350というマウスを使っていたのですが、めちゃくちゃ軽くて(78g)、持ち運びに最高でした。
しかし、普通に机の上で使う分には軽すぎてちゃっちいところがあったので、それと比べるとちゃっちくなくて、しっかりしてる感があります。

マウスって軽さが正義だと最初思ってたんですけど、少し重い方が重厚感を感じて気分も上がるし、なんなら少し重いくらいのほうが使いやすいのではないかと、考え直してきました。

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裏面。
背面はアルミの質感をしていてとても高級感があります。
表面もできればこの素材にしてほしいですが、そういうマウス見たことないので重さ的に難しいんですかね。

4か所にソール(滑りやすくするやつ)がついており、とても動かしやすいです。
ぬるぬる動きます。
新品だからというのもありますが、それを差し引いてもやはり、安物マウスは中華製マウスとは別物に感じます。


また、下側にある接続PC切り替えスイッチですが、これが個人的に大きなポイントで、3台のPCと同時接続が可能で、このボタンを押すことで接続先PCを瞬時に切り替えることができます。

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最近のテレワークの影響もあり、こういう人も多いんじゃないかと思いますが、自分は、

  • 自分のPC(本記事執筆PC)
  • テレワーク用PC
  • テレワーク用PC

と3台あります。まあテレワークPCが2台ある人は珍しいかもしれないですが、個人用途のPCが2台ある人とかはいますよね。

あるいは、

こんな人は比較的多いんじゃないでしょうか。

以前使っていた、Logicool Pebble M350は最大2台のPCとの同時接続が限界で、1台分足りず結構めんどくさかったんですよね。USBレシーバーを差し替えたりBluetoothの切り替えなどが必要でした。

今回このマウスを購入した一番の決め手はこの3台接続です。実際に3台の切り替えをやってみましたが、コンマ数秒は待ちますが、ほぼ瞬時に切り替えてくれて満足度は高いです。


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左側面。
これはデフォルト設定だと『戻る』『進む』になっていますね。
ブラウジングなどでは有効ですよね。Logicool Optionsという専用アプリで、カスタマイズ可能です。

が、私は3台のPCでそれぞれ設定するのが面倒くさく、またテレワークPCはおいそれとアプリケーションのインストールができない都合上、どのPCでも同じ使い勝手を維持するために、カスタマイズはしない予定です。

カスタマイズなしでも『戻る』『進む』は機能するので結構便利です。

Pebble M350では『戻る・進む』ボタンはなかったので、私はキーボードの『Alt+左』で戻るのが若干癖になっています。
なのでなくても困らない人なんですが、ある分には便利差を感じますね。

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右側面。


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先端部分。
充電端子はUSB Type-Cですね。
ここはよいポイント。

一時期中華製マウスを何個も購入していた時期があるのですが、中華製マウスはほとんどが、MicroUSB充電だったので、汎用性の高いUSB-Type-Cなのはポイント。

余談ですが、Amazonでよく『ワイヤレス マウス』とかで検索すると上位に出てくる中華製マウス(※)は、ほぼすべて以下の特徴を持っていました。
※:聞いたことのないブランドのマウスはほぼすべて中華製マウスです。

  • MicroUSB充電

⇒乾電池式ではなくリチウムイオン電池による充電タイプなのはいいことなのですが、Type-Cにしてほしい…。

  • 読み取りセンサーが、光学式

⇒最も安物で性能がしょぼいやつです。つるつるした机だとまともに動かない。。。

  • 非常に軽い

⇒これはいいポイント。でもスカスカともいえるのか(?)

  • クリックが1年ほどの使用で効きにくくなる。

⇒耐久性がないんですよね。。。

どれを買ってもこんな感じだったので中身同じものなんじゃないの、って突っ込みたくなる感じでした。

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充電すると上の緑LEDが点滅しますね。

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重量は95gでした。

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Logicool Pebble M350との比較。
写真では伝わらないですが、肉眼で見ると、MX Anywhere 3 のほうが高級感は上です。

Pebble M350は特別高級感はないです。Pebble M350は¥2,500ほどで買えるものなので、値段が4倍違うので、当然といえば当然ですがね。

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M350GRはモバイル(持ち運び)に特化したやつなので薄さは全然M350のほうが薄いです。
ただ、実際に机の上で使う感じだと、MX Anywhere 3 のほうが手にフィットして持ちやすいですね。


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M350はこれはこれで結構好きで、あらゆる用途・場所で使うため、黒2個・白1個と3個も持っていますw
ただ、クリック感・スクロール間が無音すぎて少し寂しくて、今回のMX Anywhere 3 の購入に至った経緯もあります。
M350GRは乾電池式なので、そこも個人的には充電タイプのほうが好きだったので、すべての面でMX Anywhere 3 に軍配が上がります。

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MX Anywhere 3 のいいところは、クリック感がしっかりとあることです。

決して静音マウスではありません。
私は確かなクリック感が欲しくて購入したという理由もあります。

『カチカチ』という音がしっかりと聞こえます。
これは賛否分かれる部分なのでしょうが、私は超静音マウスM350を長期的に使ってきて、『カチカチ』音がある方が、仕事している感が出て、やる気が上がる感覚があり、好きだということに気が付きました。


忙しそうにマウスカチカチ、キーボードカタカタしている方が気分上がりません?このマウスはそんなやる気を上げてくれるアイテムだと思います。
勿論環境によりますがね。

しかし静音ではないといっても全然この程度であれば、職場やカフェで使うことも可能です。
昔はどのマウスだってこんな音してたんですからね。
急に静音が出てきたから静音以外ダメってことはないです。


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また、個人的にはクリック感も重要ですが、スクロール感も重要です。


このMX Anywhere 3 のホイールスクロールは『ぐりぐり』する強さを自分で選ぶことができます。
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これがLogicool Optionsという専用アプリケーションの画面ですが、赤枠部分をいじることでホイールスクロールの『ぐりぐり感』を変更することができます。

  • 左側に寄せると、ぐりぐり感がなくなり『するする』滑っていく感じになります。

⇒一番左まで行けばいわゆるフリースクロール状態になります。個人的には非常に使いにくいです。

  • 右側に寄せると、ぐりぐり感がMAXになります。

⇒こっちのほうが圧倒的に好きです。一番右だとちょっと強すぎてスムーズなスクロールができなかたったので、一番右まで寄せた後で少しだけ左にさせました。


また、『Smart Shift』というのは、MX Anywhere 3 の特徴ともいえる部分で、『MagSpeed電磁気スクロールホイール』というMX Master 3という最もハイエンドのモデルに搭載されているスクロール機構と同じものを搭載しています。

普通に動かすと『ぐりぐり』と少しずつ動くのに対して、『ガッ』と一気に動かすと、フリースクロールといって無限回転状態になります。

個人的にこのフリースクロールには何の魅力も感じないので『無効』にしています。
使いたくないのに、ちょっと力強くスクロールするたびに行き過ぎてしまわれては面倒なだけですからね。

この製品のレビュー見ると、大抵このフリースクロールを宣伝していますが、いったい何に使うのやら…という印象です。
(WebページやExcelなどで一番下まで行きたいだけなら、自分はキーボードで『Ctrl+End』を押しますね。今までM350を使ってきた癖かもしれませんが、、)


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このLogicool Optionsですが、デフォルトインストールだと、余計な機能がインストールされてしまいます。

Google Chromeを使用した際のホイールボタン押し込みの動作として、『新しいタブ』となっています。
新しいタブが開くこと自体はいいのですが、この状態だと、『タブを閉じる』の動作ができなくなっていました。

普通スクロールボタンって、『新しいタブ』を開くこともできるし、『タブを閉じる』こともできますよね?
この普通の動作に戻すためには、2個上にある『中央ボタン』という設定にすれば良いです。

旧型のMX Anywhere 2sにおいては、この中央ボタンが存在せず、中央ボタンを押下すると、マウスのスクロールがフリースクロール⇔カリカリスクロールに変化するという仕様でした。この点はMX Anywhere 3の進化ポイントの一つでしょう。

スペック



基本スペック

センサー

センサーテクノロジー: Darkfield

ボタン数

6ボタン

インターフェイス

(接続方式)

Bluetooth

無線2.4GHz(USB Unifying)

マルチペアリング

3台まで

静音

静音ではない

重さ

99g

カラー

グラファイト(本記事紹介カラー)

ペイルグレー

ローズ

スクロール

MagSpeed + Smartshift

サムホイール

なし(サイドボタンを押しながら、ホイールを回すことで、水平スクロールは可能)

FLOWコントロール

可能

電源

USB-C-A/70日

電池: 充電式Li-Poバッテリー(500mAh)

電池寿命: 1回のフル充電で最大70日使用可能。1分間の急速充電で3時間使用可能

互換性

WindowsLinuxmacOS、iPadOS、ChromeOS

サイズ

高さ:34.4mm

幅:65mm

奥行き:100.5mm

型番

ペイルグレー: MX1700PG

グラファイト: MX1700GR

ローズ: MX1700RO

梱包内容

マウス

USB レシーバー

充電用ケーブル(USB-C - USB-A)

取扱説明書、保証書、保証規定

『FLOWコントロール』については、これまたLogicoolの結構なウリなようで、複数PC間を背面ボタンの切り替えで使い分けるのではなく、本当に同時に複数PCとつながり、デュアルディスプレイの時のように、PCからPCへマウスが動くというものです。

個人的に全く必要性を感じない機能(むしろ意図せぬ時に別PCに移動してしまい使いにくい)なので、触れません。
この機能は意図的にONにしない限り働かないので、安心です。

センサーがDarkfieldというLogicool最高峰のセンサーが採用されている点は大きなポイントです。
中華製マウスでさんざん反省したのですが、いわゆる『光学式マウス(赤色LED)』を購入してしまうと本当に使いにくいです。

僕の場合、カフェなどに持っていくことも多く、カフェのテーブルの材質によっては、センサー方式が赤色LEDの場合、まともに動かないケースがあります。
ドトールとか行くと大抵動かないw

その点、Darkfieldであれば安心です。ガラス面ですら動くレベルの最高峰のセンサーです。


一般的なセンサー方式

 

布(マウスパッドなど)

真っ白な机

(職場のデスクとか)

光沢面のある素材

(ツルツルした机)

ガラス

総合評価

光学式(赤色LED)



×

×

×



IRセンサー











青色LED











レーザー










一般的なワイヤレスマウスのセンサー読み取り方式は上述の通りです。

Logicoolは独自技術なので上の表のどれに該当するのか不明瞭ですが、今回のDarkFieldは恐らくレーザー方式でしょう。
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ガラス面でも使用可能とLogicoolからは謳われているので、センサー読み取り方式によって困ることはあり得ないでしょう。

まとめ

MX Anywhere 3をおすすめするのは以下のような人です。

  • 3台以上のPCに同時接続したい方、PC間の切り替えなどの面倒なことをしたくない方。
  • 確かなクリック感(カチカチ感)が欲しい方。
  • 確かなスクロール感(ぐりぐり感)が欲しい方。
  • 自宅や職場などで確かな手へのフィット感を感じつつ、持ち運びも可能な(99g)マウスが欲しい方。
  • 手がそこまで大きくない方。
  • Type-C式の充電マウスが欲しい方。
  • カフェなどでノマドをする方で、どの机でもちゃんと動くマウスが欲しい方。

テレワークなどが普及してきて、快適なPC環境を整えたい方など、この機会にハイエンドマウス MX Anywhere 3を購入してみてはいかがでしょうか。